自分の歩んできた道を振り返って思うこと
高校に入っていきなり将来の目標は何かと問われた
その時既にみんなそれぞれ大学の先に明確な目標を持っていて
『耳をすませば』で何をしたいのか探すために大学に行っていると言った雫の姉、潮を思いだして
もう遅いじゃん、と独りごちた
確かに高校入学時理系クラスを選択した時点で既に分岐していた
もちろん理系ならば文系にもいけるという言葉で理系を選んだに過ぎないが
大学ではそうそう学部を変更するなんてできない
この3年間である程度自分のなりたいものを選択しなければならないと気が遠くなった
それでもやっぱり3年間では将来のことなんて決められなくて
最終的に志望校、志望学部、志望学科は全て担任に決めてもらった
前期は落ちて後期の全く行きたくない大学入学を前に、
働こうかとも思ったが多くの教員に説得され結局は後期で合格した大学に入学した
今は入学して良かったと思っている
大学で学んだことが生かされているかといえば
今現在の仕事は普通に文系だし大学できちんと学んでいる人も多い職種だからそうでもない
それでもそこでできた人間関係や身につけた社会性は
今の私を形作っていると思う
それは辞めてしまった2つの職場も同じ
今だから言えることだが、人生やり直しがきかないなんてことはない
分岐しているように見える選択肢もどこかで繋がっているし
自分で繋ぐことだってできる
何かを選んで、選ばなかったもう一方に2度と進めないなんて、
そんなことはない
いくつになっても、誰であっても
『何にでもなれるしどこにでも行ける!』
(つまりは
絶チルは偉大なり)